使い方マニュアル
FieldOps Portalの画面ごとの使い方を、実際の画面の写真つきで説明します。ITの操作に慣れていない方でも、上から順番に読めば一通りの流れが分かるようにしています。
1. 概要とデモの前提
FieldOps Portalは、複数の支店で行う「顧客対応」「営業案件」「現場作業」を、1つの画面で確認できる業務システムです。ログイン直後に表示されるホーム画面から、今日やることを順番に確認できるように作られています。
- 画面の文字は大きめにしてあり、ボタンは指でも押しやすい大きさにしています。
- パソコンとタブレットでの利用を想定しています。
- このデモには4つの役割があり、役割によって見える画面と操作できる範囲が異なります(次の章で説明します)。
- 操作を試したあとにデータを元に戻したいときは、「デモ初期化」(本マニュアルの最後の章)を使ってください。
2. 4つの役割と権限
デモにログインするときは、4つの役割から1つを選びます。役割ごとに、見える画面と操作できる範囲が決まっています。
| 役割 | 主にできること |
|---|---|
| システム管理者 | すべての支店の情報を見られます。変更履歴の確認と、デモ初期化ができるのはこの役割だけです。 |
| 支店管理者 | 自分の支店の顧客・協力会社・営業案件・見積・作業予定を管理できます。自分の支店の変更履歴も見られます。 |
| 営業担当者 | 自分の支店の顧客・協力会社の登録と、営業案件・見積のやり取りができます。 |
| 現場担当者 | 自分に割り当てられた作業予定の確認と、作業記録の入力が中心です。顧客の登録や見積の作成はできません。 |
画面上でボタンが表示されていても、操作の可否はサーバー側で必ず確認しています。担当支店の外にあるデータは、役割にかかわらず操作できません。
3. ログイン
アプリを開くと、最初に役割を選ぶ画面が表示されます。デモ専用の仕組みのため、パスワードの入力は必要ありません。
- 画面に並んだ4枚のカードから、試したい役割を選びます。
- カードの中の「〜として始める」ボタンを押します。
- そのままホーム画面が表示されます。
- 操作を終えるときは、画面右上の「終了する」ボタンを押します。
この一クリックログインは、架空データだけで動くデモ専用の機能です。通常の業務システムのようにIDやパスワードを入力する仕組みではありません。
4. ホーム画面の見方
ログイン後に最初に表示される画面です。「今すぐ確認したいこと」が上から順に並んでいます。
- 今日やること:今すぐ対応したほうがよい件数がカードで表示されます。カードの「確認する」ボタンから該当の一覧に進めます。
- 確認が必要:期限が近いなど、少し余裕はあるが確認しておきたい項目です。
- 詳しい集計を見る:クリックすると、案件数・作業件数などの詳しい数字を開閉できます。
カードの件数が0のときは「該当なし。今は追加対応はいりません。」と表示され、対応が不要なことがひと目で分かります。
5. 顧客と協力会社
「顧客」は仕事を依頼してくる相手、「協力会社」は現場作業などで協力してもらう相手です。画面はそれぞれ別に分かれていますが、操作方法は同じです。
- 会社名・担当者名・現場名で検索できます。
- 一覧の名前をクリックすると、連絡先や現場などの詳しい情報を確認できます。
- 「新しい顧客を登録する」「新しい協力会社を登録する」ボタンから、会社名・区分(顧客/協力会社)・主な連絡先・現場名を入力して登録できます。
現場担当者の役割では、この画面は表示されません。顧客・協力会社の登録と編集は、管理者・支店管理者・営業担当者だけが行えます。
6. 営業案件
顧客からの依頼を「営業案件」として登録し、状態を進めながら管理します。状態は、新規 → 連絡済み → 現地確認予定 → 見積作成中 → 提案済み → 受注/失注/保留、の順に進みます。
一覧では、支店・検索キーワード・営業担当者・状態・予定日・提案金額の範囲で絞り込めます。案件名をクリックすると詳細画面が開きます。
- 詳細画面の上部で、予定日・提案金額・営業担当者・現場担当者を確認できます。
- 「次の行動」の中から、進めたい状態のボタンを押します(確認画面が表示されてから実行されます)。
- 状態が「見積作成中」または「提案済み」のときは、「見積を作成する」ボタンから見積を作成できます。
- 状態を「受注」にすると、「この受注から作業予定を作る」ボタンが表示され、作業予定の作成に進めます。
7. 見積(作成・明細・改訂・発行・PDF出力)
見積は、営業案件が「見積作成中」または「提案済み」のときに作成できます。1つの営業案件に対して、複数回の見積(改訂版)を作ることができます。
見積の状態は、下書き → 発行済み → 承認/失注/期限切れ、の順に進みます。内容を編集できるのは「下書き」の間だけです。発行すると内容は確定し、その合計金額が営業案件の「提案金額」として自動的に反映されます。
見積を作成する
- 営業担当者と有効期限を入力します。
- 明細に、品名・単位・数量・単価を1行ずつ入力します。「明細を追加」で行を増やし、「この行を削除」で行を減らせます。
- 画面下部の「金額プレビュー」に、小計・消費税・合計のおおよその金額が自動で表示されます。実際の金額は保存時にサーバーであらためて計算されます。
- 消費税は10%を上乗せする方式で、1円未満の端数は切り捨てて計算します。
- 「見積を登録する」で保存します。
見積の詳細・発行・PDF出力
- 詳細画面では、明細・小計・消費税・合計金額を確認できます。
- 「見積書をPDFで出力」ボタンから、印刷や送付に使えるPDFをダウンロードできます。
- 下書きの間は「見積を編集する」から内容を修正できます。
- 「次の行動」から、発行・承認・失注などへ状態を進められます。発行済みにした後は内容を編集できません。修正が必要な場合は、新しい改訂版を作成します。
8. 作業予定
営業案件が受注になると、そこから作業予定を作成できます。作業予定の状態は、未設定 → 予定あり → 作業中 → 完了(または取り消し)、の順に進みます。
- 一覧は、支店・状態・「期限を過ぎた作業だけ」で絞り込めます。
- 管理者・支店管理者は、詳細画面の「日程と担当者を決める」から、担当者と予定日時を設定します。設定すると状態が「予定あり」になります。
- 担当の現場担当者は、詳細画面の「作業記録を追加する」から、作業の状況を記録できます。
- 「状態を変更する」から、作業の開始・完了・取り消しを行えます。完了した作業は、通常の作業記録の追加はできなくなりますが、「訂正記録」だけは追加できます。
9. 作業履歴
これまでの作業記録を、条件を指定して横断的に検索できる画面です。
予定日・完了日の期間、状態、キーワード(顧客名・現場名・作業記録の内容)で検索できます。「条件を追加する」を開くと、支店・顧客・協力会社・現場・記録種別・担当者でも絞り込めます。見える範囲は役割によって異なり、現場担当者は自分が関わった作業だけが対象です。
10. 変更履歴
誰が・いつ・どの業務情報を変更したかを確認できる画面です。管理者はすべての支店、支店管理者は自分の支店の変更履歴を見られます。
画面には「いつ・何が・どう変わったか」という操作の記録だけを表示し、個人ID番号や入力内容そのものの詳しい値は表示しません。
11. 支店状況
支店ごとの遅延件数をまとめて確認できる画面です。管理者は全支店の一覧、支店管理者は自分の支店の状況を直接見られます。
未対応の営業案件、提案期限、予定あり、作業中、今月の完了、といった件数を支店ごとに比較できます。支店名をクリックすると、その支店の詳しい状況に進めます。
12. デモ初期化
操作を試したあとにデータが変わってしまっても、デモ初期化を行えば、あらかじめ用意された架空データにいつでも戻せます。この操作はシステム管理者だけが行えます。
- サイドメニューの「初期化」を開きます。
- 確認欄に、半角大文字で「RESET」と入力します。
- 「初期化を実行」ボタンを押すと、変更されたデータが承認済みの固定データへ戻ります。処理中は画面の操作ができません。
- 完了するとホーム画面に戻り、完了メッセージが表示されます。
初期化は誤操作を防ぐため、確認語の入力と短時間だけ有効なトークンの両方が必要です。業務データ・変更履歴・実行結果は1つの処理としてまとめて確定され、途中で失敗した場合は変更前の状態に戻ります。